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鉄道関連質問スレ


[436]なごやじん ◆XWmudHfgjQ :04/04/14 01:00 ID:???
>>434
ひとえに「コンクリ固定」や砂利と言ってもいろいろあります。
まずなぜ砂利かというと、これは線路と枕木に一気にかかる電車の加重を分散させるため
であります。線路の下の砂利はそこら辺の石でなく、採石場から採ってきたちゃんとしたものです。
砂利の利点は安い事ですが、列車運転本数の多い線路ではすぐに石が砕かれ「衝撃吸収」が弱くなるので
しゅっちゅう交換しなければなりませんし、夜などに「突き堅め」などの調整が必要なのです。

そこで運転本数の多い路線などで使用されているのが「コンクリート道床」です。
普通のコンクリートだと弾性が無く堅すぎて衝撃吸収されないので、コンクリートの中に
ゴムの素材が入れてあります。夜のメンテナンスは非常に簡単でありますが、痛んだところを交換するのに
いちいち線路を剥がさなければならず”もしも”の時に融通がききません。
また、車両へ響く音も大きいし、なんと言っても造るのに砂利より大きい初期コストがかかります。
そのため、国鉄時代に「山手線全線コンクリート道床化」が検討されましたが、
あまりに初期コストが高いので(他に保線の組合の事もあったらしい)一部区間での実施で終わり現在に至ります。
また、ひび割れた隙間から水が入り腐食してしまう事も大きな問題でした。


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0ch BBS 2007-01-24