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鉄道関連質問スレ
[321]医療学生 ◆XWmudHfgjQ :2004/01/25 04:22 ID:1XXYZ27c
>315 全体的に言うと名鉄の法が直線。
元々、東海道線を通す際、御油や岡崎の宿場町の住民が鉄道を嫌がった。
なので、豊橋〜名古屋はJRが蒲郡の海側・名鉄が旧東海道沿いを走る。
ただ、岐阜〜名古屋はJRが比較的直線なのに対し、名鉄は栄生〜二ツ杁に
かけての線路がS字に近いような大カーブなので60キロぐらいで走らなければならず
距離・所要時間の面で負ける。
全体的に見て名鉄がまっすぐだが、国鉄時代に湯水のごとく予算をかけくり
東海道線を直線化・高規格化した結果、JRは常に120キロ走行できるような良い線路となった。
何がすごいかって言うとこんなに良い線路なのに有効に使うようになったのはJRになってからw
それまで今の半分くらいしか電車が走ってなかったそうだ。(30分に1本くらい)
一方名鉄は、規模の小さいカーブが多く直線が少ない。
戦前から名古屋とその周辺を速く結ぶ「都市間輸送」中心で経営し1934年にはもう100キロ運転をしてた。
なぜここまでやったかというと国鉄以上に強いライバル「自動車」があったから。
「自動車」より速く走らなければ負ける環境であったとも言える。
JRになるまでは名鉄の方が「速い・安い・本数が多い」で圧勝だった。
しかし、JR東海になってから形勢逆転。岐阜〜名古屋は「速い・安い」という
JRに利用者が完全にシフトした。
また、国鉄時代は名古屋〜蒲郡は名鉄が交通手段だった。しかし、JRになってから
本数が増えたため直通特急まで走っていた名鉄蒲郡線は今やワンマン電車が
30分間隔で走る廃止候補路線にまで落ちぶれてしまった。
最近、名鉄が路線廃止を推し進めるのはバブルの負の遺産もあるが、JRに
岐阜〜名古屋を取られたという側面もある。
ただ、豊橋〜名古屋は距離が短く「速い・安い」なので名鉄優勢です。
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